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市民の力で「花のまち」を育てる ― 内倉真裕美さん講演会

  • 中村緑地建設
  • 8月28日
  • 読了時間: 2分

更新日:11月6日

8月28日は内倉真裕美さんの講演会でした。

内倉さんは、北海道恵庭市で35年以上にわたり「花のまちづくり」を牽引してこられました。

35年前、内倉さんが引っ越してきたとき、恵庭市は新興住宅地でした。



そこで内倉さんは主婦として、

 

  1. 読み聞かせ活動を通じた地域の文化づくり

  2. 個人の庭を対象にしたガーデニングコンテストの開催

 

など、地域の人々の交流を促進する活動に取り組み始めます。


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さらに、商店街や駅などの公共空間に花を植えるボランティアチーム「カリカリ隊」を立ち上げます。

こうして内倉さんは仲間とともに活動の輪を広げていきました。

 

このような市民活動の積み重ねが実を結び、2022年には恵庭市が、政令市以外で初めて「全国都市緑化フェア」のメイン会場に選ばれました。

フェアには人口の約5倍となる34万人が訪れ、大きな注目を集めました。


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内倉さんの取り組みに欠かせないのはチームの協力です。

多くの人が協力すれば作業は短時間で終わるので、メンバー一人一人の負担は小さくなります。

作業終了後には飲食を共にして達成感を共有します。

 


一人一人の負担を小さく、そして喜びや楽しさをみんなで共有する

 


この「楽しく続けるしくみ」が、ボランティア活動を次につなげる原動力となっています。



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これまですべてが順調だった、わけではなかったとのことです。

しかし困難な局面でも、内倉さんは前向きな姿勢で行動力を発揮しました。

内倉さんのバイタリティが、市民一人一人の主体的な参加を引き出し、困難な山も乗り越えてきました。

 


上から指導するのではなく、一人一人が主体的に活動を下から支える「ボトムアップの力」

 


「ボトムアップの力」が、街への愛着と活気をいかに生み出すのかを学ぶ、大変貴重な機会となりました。

行政・市民・事業者がそれぞれの立場で力を合わせることの重要性を、改めて実感しました。



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福岡市の取り組みにもみられるように、「花によるまちづくり」はますます盛んになりそうです。

今回知ることのできた恵庭市の事例から、多くのヒントが得られました。

私たちも地域に根ざした活動を重ね、「花と緑あふれるまちづくり」を進めていきたいと思います。



※Yahoo!ニュースドキュメンタリー(山田裕一郎さん)

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